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2013年08月31日

猛暑の中の野やき&石むし料理体験vol.2

 みなさ~ん!こんにちは!

 さてさて、前回に引き続き、『野やき&石むし料理』の体験レポートです。
今回は、石むし料理を中心に熱く美味しいレポートしていきますね。

 暑い暑いと言いながら汗シュッシュッになり、無事野焼きを終え、
さあ、これからが美味しい時間『石蒸し料理』の始まりで~す。

  唐突に問題です。これは何をしているところでしょうか?
 
  そうです。塩を焚いているんですね。この時点で一時間くらいでしたか。ぐつぐついい具合に煮詰まってきました。さらに焚くこと30分。

 じゃ~ん。美味しそうな塩が出来上がりました!
早速、ちょっとなめてみました。ただしょっぱいだけではなく、いろいろ混ざった深みのある味です。海の味に思わず舌鼓をしました。とても美味しい塩の完成です。

 美味しい塩も出来たし、お次はいよいよ『石蒸し料理』です。『石むし料理』とは、火に石を入れて熱し、この石を熱源として調理する方法です。焚き火の後の熱を利用した古代人の調理法です。誰が何時何処でこの調理法を始めたのでしょうね。まずは、土器を取り除き、大まかに灰や炭になった木を除けていきます。
焚き木の下に敷き詰められた丸い石は、この時点でもの凄く熱くなっています。
その石の上にバナナの葉っぱを敷いて、食材を置いていきます。今回はアルミホイルで食材を包みましたが、古代にはそんな便利なものはありませんね。次回は、葉っぱで包んでみたいですね。

  各々持参したさつま芋やジャガイモ、肉にウインナー、魚などを石の上に置く。
 

  食材をバナナの葉っぱで覆う。
 
  
  さらにバナナの葉っぱの上に砂をかぶせる。
 
 待つこと一時間。

  水をふりかけ、いよいよラストスチーム!蒸されています。
 

  おイモは旨く蒸せてるかな??
 

竹にお米を詰めて炊いてみたら、こんなにふっくら炊けました。
 


    

 

 

 皆さん、古代蒸し焼きに大満足の笑顔face02

暑い中、皆様のお陰で大変盛り上がった2日間でした。
ここ宇宿貝塚にいらしていただき大変ありがとうございました。

 参加者のご意見、ご感想もお寄せ下さい。



 

   

Posted by DEI  at 14:59Comments(2)事務局から

2013年08月23日

猛暑の中の野やき&石むし料理体験vol.1

   皆さん。こんにちは!

 先日からの雨のお陰で、いくらかは涼しくなった感がありますね。が、まだまだ島の暑さは容赦なさそうです。
子供達の楽しい夏休みも残すところ後10日余りになり、宿題や日記に追われている親子さんたちもいることでしょう。
くれぐれも体調には気をつけて、残り少ない夏休みを満喫してくださいね。

 さて、今日は、宇宿貝塚の中庭で8月6日に開催された『野やき&石むし料理』の体験レポートの報告をします。

 当日は晴れ。風は赤木の葉っぱがそよそよ揺れるくらいだったでしょうか。
暑い中、13:00から火を焚いて準備に取り掛かりました。


 14:00からでしたが、13:00を過ぎから参加者がぞくぞくやって来ました。皆さんピクニック気分を漂わせウキウキと赤木の木陰に。参加者は総勢40人余り。


 自然乾燥後、約700度の窯で素焼きしたマイ土器の数々

 古代の土器作りは、粘土採集→土作り→土器成形→乾燥→野焼きという順序で作りますが
今回は、ばしゃ山さんで乾燥後、窯で素焼きをしてもらいました。
これは、せっかく作った土器が野焼きで割れないようにするためです。古代の土器作りは
100個焼いて1個くらいしか割れずに仕上がらないという難度の高いもので、それ故、土器作りは
一大イベントであり、できた土器は貴重なものでした。

 奥光太郎先生から古代の野焼きのそんな大変さや、野焼きの仕方を教えてもらいました。


 充分燃えた焚き木の周りに、土器を並べていく。



 土器が割れないようにするには、最初は火から離れた所に土器を置いき、徐々に火に近づけるのがポイントだそうです。


いい具合に焼きあがりましたね。

 以上、土器野やきの体験レポートでした。次回vol.2では、石むし料理の体験レポートをお送りします。
作った土器で塩を焚いたり、竹で御飯を炊いたり、美味しいレポートをお楽しみに!

   

Posted by DEI  at 13:54Comments(0)事務局から