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2012年02月04日

サウチ遺跡

サウチ遺跡は笠利町喜瀬崎原にあり、昭和51年に砂丘の砂採掘中に
土器、石器、貝札などが採集され遺跡であることが分かった。

昭和52年8月に笠利町教育委員会による発掘調査が行なわれ
土器 (弥生式土器、兼久式土器など)
石器 (石斧、石鏃、凹石、石錘など)
貝器 (貝輪、貝斧、貝匙など)
紡錘車(1個)、獣骨(イノシシ)、魚骨などが発掘された。

発掘調査によりサウチ遺跡は弥生時代の遺跡であることが分かる。
笠利町の遺跡は東海岸に多くあり、サウチ遺跡は数少ない西海岸の
遺跡の一つである。

サウチ遺跡から見つかった白色で光沢のある貝札は(1個)、
種子島広田遺跡出土の貝札と同類であると云われている。
もしかしたらこのサウチ遺跡のきれいな貝札も弥生文化の伝播と共に
種子島から持ち込まれたものかも知れない。
(広田遺跡からは大量に出土している)

貝札、紡錘車などはアヤマル岬にある奄美市歴史民俗資料館に
展示されています。

  ky



Posted by DEI  at 10:37 │Comments(0)

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